Refined Living Renew
記事 · 自然素材

無垢材・珪藻土・和紙:自然素材を住宅に使うときの注意点

素材の正直さと、経年変化を楽しむための基礎知識
スタジオ代表
2026-03-15

自然素材は美しいですが、扱いを間違えると後悔することもあります。無垢材は動き、珪藻土はひびが入ることがある。それを知った上で選ぶのと、知らずに選ぶのでは、完成後の満足度が全く違います。素材の正直さを理解することが、長く使える空間への第一歩です。

無垢材・珪藻土・和紙:自然素材を住宅に使うときの注意点

無垢材の「動き」を理解する

無垢材は生きている素材です。湿度が高くなると膨張し、乾燥すると収縮します。この動きを無視した施工をすると、床板の間に隙間が開いたり、反りが出たりします。重要なのは、施工前に十分な乾燥期間を取ること、そして動きを許容する施工方法を選ぶことです。長野の田中誠一氏の家具が長持ちする理由の一つは、この動きを計算した設計にあります。

珪藻土のひびと対処法

珪藻土は塗り壁材のため、下地の動きや乾燥収縮によってひびが入ることがあります。これは欠陥ではなく、素材の特性です。細かいひびは補修材で簡単に直せます。ひびを防ぐためには、下地処理が重要で、信頼できる左官職人に依頼することが最も確実です。スタジオでは荒木建二氏に全ての珪藻土施工を依頼しています。

和紙の光の扱い方

和紙は光を透過する素材です。壁に貼ると、昼間は外光を柔らかく拡散させ、夜は照明の光を温かく透過させます。ただし、直射日光が長時間当たる場所では黄変することがあります。岐阜・美濃の紙舟さんの和紙パネルは、UVカット処理を施したガラスと組み合わせることで、日当たりの良い部屋でも長く使えます。

メンテナンスの現実

自然素材は、定期的なメンテナンスが必要です。無垢材の床は1〜2年に一度のオイル塗布、珪藻土の壁は汚れたら部分補修。これを「手間」と感じるか「関わり」と感じるかで、自然素材が向いているかどうかが決まります。メンテナンスを楽しめる方には、自然素材は10年後に必ず報いてくれます。

素材選びに迷ったら、スタジオのセレクトアイテムで実物サンプルをお試しください。珪藻土サンプルセットは郵送でもお届けできます。

#自然素材#無垢材#珪藻土#和紙#インテリアデザイン
最終更新: 2026-03-15

すべてのお知らせ

すべてのお知らせ

空間に、静けさと物語を。